Bokk Jambaar

Bokk Jambaar(ボック ジャンバール)は、セネガルで2年間活動をしたメンバーが設立した、セネガルと日本の希望ある未来と元気な社会作りを目指し活動している団体です。

リンゲール (Linguere)

砂の町 リンゲール (Linguere)

 ここでは、皆さんにセネガルで一番のんびりしている町を紹介しちゃいます!!
    

 

  首都ダカールから車で北東に進むこと6時間(約300km)。ゆっくりと時間が流れている小さなリンゲール県県庁所在地の町、リンゲールに到着します。セネガル全体ではウォロフ族が人口のマジョリティなのですが、ここではとなり町ダーラと同じく遊牧民プル族が人口の半分以上を占めています。ちょうど遊牧路の交差点に位置するため、一年中家畜の餌となる草を求めて移動生活をする遊牧民が、遥か昔から続けてきた遊牧生活を見ることができます。また、同じプル族でも、定住しながら狭い範囲で遊牧を行うプル族の生活も多く住んでいます。

 


わらを重ねただけの遊牧民の簡易住居

平和な町、リンゲール:
 この、人口が1万人ほどの小さな街、リンゲール。首都から遠く、近くに観光の拠点も無いため、なかなか旅行者が来ることはない街です。ですが実はリンゲールは、14世紀から16世紀までセネガル北部を統一し交易などで繁栄したジョロフ王国の首都だった場所なのです。今ではその遺跡が郊外に少し残っているくらいなのですが、人々の生活やジョロフ王国時代のカースト制度の名残などに過去の王国の歴史を偲ぶことができます。ちなみに、このリンゲールという名前も実はジョロフ王国の女性を統制していた代々の「母姫」の呼称なのです。
 
 現在、リンゲールの街中には牛・馬・羊・ヤギ・ロバ・ニワトリなどの家畜が放し飼いにされ、街の中心を通る2本のアスファルトの道以外は砂漠の砂に深く覆われています。街の中にはニームの木などが植林されていますが、町の外では植物も砂漠化の影響で刺のある植物がほとんどです。
  

 

  また、ラクダを連れた遊牧民が北からやってくるので、平然と草を食みながら歩くラクダによく遭遇します。
  

 

  リンゲールに住む人々は、非常に穏やかで優しい人が多く、リンゲールに滞在した人は、時間が本当にゆっくりと流れている事を感じることができるでしょう。外を歩く度にほとんどの人と声を掛け合い、笑顔で挨拶をし、お茶に誘われ、知らない人からもお昼ごはんに誘われる、そんな素敵な町です。

リンゲールの気候:
 3月から5月の一番暑い乾季には室内気温が40度以上に達することも多くあり、直射日光の下では温度計は50度以上を記録します。しかし、日差しは強いですが、湿度が非常に低いので日本のようなジメジメ感はなく、日陰に入ると非常に涼しいのが特徴です。
 6月中旬頃から10月まで続く雨季には、真黒の雲が発達し雷雨となる事が多いです。しかし、乾燥したこの地域では、雨季の雨は恵みの雨なのです。今まで草1つなかった砂ばかりの土地でも、一回の雨が地中の種を発芽させ、瞬く間に緑の絨毯が広がります。

 

 

  1年のうちたった3ヶ月しかない貴重な雨季には多くの人が農業に従事し、落花生や粟、稗、ハイビスカスの一種であるビサップなどの様々な作物を育てます。雨季に採れる農産物は、人々の貴重な現金収入となる為とても重要です。

 

  
雨季の雨を利用して収穫された落花生とトウジンビエ

 

  雨季の後、もう一度日本の夏くらいの暑さに戻り、11月頃からセネガルの冬が始まります。気温が25度ほどになると、みんなジャケットと毛糸の帽子を被りだし、夜は毛布がなければ寝られないほどになります。そして、冬が終わると、サハラ砂漠からの貿易風が吹き込んでくる季節が到来します。この風は、砂漠からの細かい砂を巻き上げて運んでくるので、酷い日には空がオレンジになりすべてのものが砂に覆われます。

 


いつもは青い空がハルマッタンの季節になるとオレンジになります。

リンゲールの名産物:
 遊牧民族が多く住むリンゲールと隣町のダーラは、乳製品が非常に有名で、一度食べたら病み付きになります。リンゲールのヨーグルトとダーラのチーズは絶品です!

 


リンゲールで作られているヨーグルト、コサム・ジョロフ
(コサムはプラール語でヨーグルトの事)

 

  更に、セネガルではマンゴーが4月頃から出始めるのですが、少し凍らせシャーベット状になったリンゲールヨーグトとマンゴーの相性は抜群です。是非お試しあれー!!!